磨き情報通(2) [整備情報]
キンキン(欽也じゃないよ)エンジン異音 [整備情報]
こんにちは、
本日はちょっとショッキングな内容でお送りいたします。
先週末のこと、
あるエボリューション乗りのお客様よりHSCに電話がかかってきて、
「なんか突然バイクからキンキン音が鳴り出したんだけど」
と、
僕は、
「どんな風に鳴っていますか?」
「音に一定の周期がありますか?」
などいくつか質問したのですが、ちょっと慌てているご様子で・・・
「今エンジンかけるから音をきいてほしい!」
という訳で、電話でわかるかなー?と思いつつ、聞いてみると・・・
「どどどdどddっどっどどおお」
・・・排気音でわかりません・・・
ただ確かに通常しないような音が混じっているような・・・
色々質問しながら考えていたのですが、おそらくオイルポンプギアからプッシュロッドにかけてのどこかであろうと、
オイルポンプギアにしてもカムベアリングにしてもタペットだとしても、音が鳴り出したばかりであれば、まだエンジン自体は助かる可能性はあるということで、
とにかくエンジンはかけないように、間違ってもHSCまで乗ってこないようにと説明し、後日JAFにより持ち込むことになりました。
そして昨日、入庫したそのエボリューションのエンジンをかけてみると・・・
「キンキン・・・キン・・キンキン・・・・キン・・・」
はいこれはまずカム回りだと!
即エンジン開けましょうねと、
レッツ森田
ロッカーカバーを外し、ロッカーからプッシュロッドにかけては・・・問題なし。
カムカバーを開けてオイルポンプギア、カムベアリングは・・・問題なし。
お次はタペットです。
一つ一つ確認していくと・・・
発見来ましたタペットベアリングガッタガタでした
ここからが天下分け目の破片確認・・・
通常エボリューションのタペットローラーベアリングは20個
これは壊れていないものです。
分解して・・・
ね、20個
さあ破砕している方はというと・・・
かなりひどいですな・・・
森田と二人でピンセットを使いちくちく・・・
大体ある!大体あるよー
・・・オイルフィルター内部やカムカバー下部にもそれほど破片は溜まってはいなかったので、多少砕けた破片が粉々になって落ちてしまってはいるでしょうが、おおよの破片はほぼタペットの中に残っていたと言っていいでしょう
なんとかエンジンO/Hからは逃れられそうです
オイルポンプ点検、タペットを新品に替え、各部掃除とオイル管理をする流れ、となりました。
旧車でも現行車でも同じです。
どこかのパーツが壊れてしまい、気にもせず音がするーなんていいながら走ってしまうと、この硬い破片たちがさらに細かくなり、アルミでできたエンジンの中を駆け回り削りまくりご臨終となってしまいますので、皆様いつもと違う音がするというときは速やかにご相談ください。
すぐに対応しますので・・・
でもほんとよかったね、フルO/Hになんなくて
本日はちょっとショッキングな内容でお送りいたします。
先週末のこと、
あるエボリューション乗りのお客様よりHSCに電話がかかってきて、
「なんか突然バイクからキンキン音が鳴り出したんだけど」
と、
僕は、
「どんな風に鳴っていますか?」
「音に一定の周期がありますか?」
などいくつか質問したのですが、ちょっと慌てているご様子で・・・
「今エンジンかけるから音をきいてほしい!」
という訳で、電話でわかるかなー?と思いつつ、聞いてみると・・・
「どどどdどddっどっどどおお」
・・・排気音でわかりません・・・
ただ確かに通常しないような音が混じっているような・・・
色々質問しながら考えていたのですが、おそらくオイルポンプギアからプッシュロッドにかけてのどこかであろうと、
オイルポンプギアにしてもカムベアリングにしてもタペットだとしても、音が鳴り出したばかりであれば、まだエンジン自体は助かる可能性はあるということで、
とにかくエンジンはかけないように、間違ってもHSCまで乗ってこないようにと説明し、後日JAFにより持ち込むことになりました。
そして昨日、入庫したそのエボリューションのエンジンをかけてみると・・・
「キンキン・・・キン・・キンキン・・・・キン・・・」
はいこれはまずカム回りだと!
即エンジン開けましょうねと、
レッツ森田
ロッカーカバーを外し、ロッカーからプッシュロッドにかけては・・・問題なし。
カムカバーを開けてオイルポンプギア、カムベアリングは・・・問題なし。
お次はタペットです。
一つ一つ確認していくと・・・
発見来ましたタペットベアリングガッタガタでした
ここからが天下分け目の破片確認・・・
通常エボリューションのタペットローラーベアリングは20個
これは壊れていないものです。
分解して・・・
ね、20個
さあ破砕している方はというと・・・
かなりひどいですな・・・
森田と二人でピンセットを使いちくちく・・・
大体ある!大体あるよー
・・・オイルフィルター内部やカムカバー下部にもそれほど破片は溜まってはいなかったので、多少砕けた破片が粉々になって落ちてしまってはいるでしょうが、おおよの破片はほぼタペットの中に残っていたと言っていいでしょう
なんとかエンジンO/Hからは逃れられそうです
オイルポンプ点検、タペットを新品に替え、各部掃除とオイル管理をする流れ、となりました。
旧車でも現行車でも同じです。
どこかのパーツが壊れてしまい、気にもせず音がするーなんていいながら走ってしまうと、この硬い破片たちがさらに細かくなり、アルミでできたエンジンの中を駆け回り削りまくりご臨終となってしまいますので、皆様いつもと違う音がするというときは速やかにご相談ください。
すぐに対応しますので・・・
でもほんとよかったね、フルO/Hになんなくて